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Project B

プロジェクトB(伊藤) 履修を考えている人へ

法政大学 情報科学部 ディジタルメディア学科 音・言語メディア研究室 / 伊藤 克亘 教授

1・2年生向けの授業です。テーマは「自由」に決めてください。やりたいことをやってください。 与えられた課題ではなく、研究そのものを一度やってみる半期です。テーマは自分で決めます(相談にはのります)。グループで取り組んでも構いません。

2026年度 秋セメスタ

説明会は 9月18日(金) 3限、個別に対応します。聞きたいことがある人は来てください。テーマが決まっていなくても、1年生でも構いません。 都合がつかない場合は itou@hosei.ac.jp まで(@は @ として下さい)。

重要 履修する人は、9月25日(金)のプロジェクトでテーマを発表してもらいます。 パワーポイントのスライドを作ってきて下さい。テーマの相談は、その前の説明会や GBC (火曜5限)で受けます。都合がつかない人はメールでアポイントメントをとるように。
2027年度は、担当教員が国内研究員のためプロジェクトを開講しません。 いま2年生の人は、この機会を逃すと在学中にもう履修できません。

01  半期でやること

研究とは、テーマのことではなく、進め方のことです。

どんなテーマを選んでも、決めて、調べて、確かめて、人に説明する——この順番は変わりません。この授業で身につけるのは、テーマについての知識ではなく、この進め方そのものです。だから、テーマが何であっても構わないのです。研究や作業そのものは授業時間外に進めます。

初回 9/25(金)

テーマを発表する

最初の回に、自分のテーマを発表してもらいます。パワーポイントのスライドを作ってきて下さい。テーマは自分で決めますが、決め方が分からない段階から相談にのります。

毎週

進み具合を発表する

その後は毎週の発表です。伊藤と大学院生がコメントします。詰まったら早めに持ってきてください。

最後

まとめて発表する

半期の終わりに、やったことをまとめて発表します。うまくいかなかったことも含めて報告するのが研究です。

02  テーマ

卒業研究も含めて、研究でいちばん重要なのは、何を選ぶかではなく、テーマを自分で決めることです。

課題を与えられるほうが楽に見えるかもしれませんが、実際は逆のことが多いです。渡されたテーマは、その人が持っているスキルや得意なやり方と噛み合わないことがよくあります。噛み合わないまま進めるのは、単純にしんどいことです。

しかも、同じテーマでも取り組み方によって必要なスキルは変わります。録音して波形を見ていく人、プログラムを書いて試す人、人に聞いて集める人——どれも研究として成立しますが、必要になる力は別物です。適切なアプローチは人によって違う、ということです。自分で決めれば、入口も進め方も自分に合わせて選べます。何を知りたいのかが自分で分かっているぶん、次に何をすればよいか、うまくいかないときにどう方向を変えるかも判断しやすくなります。

テーマは自由です (本当に何でもいいんですか、と聞かれますが、何でも構いません。音に何の関係もなくても構いません。) が、自分で決めてもらいます。下は、卒研生とプロジェクト生がこれまでに取り組んできた題材です。「自由」の幅は、だいたいこのくらいあります。

研究になると、こうなります

卒業研究として形になったものです。高校生向けに書いた紹介なので、1年生でも読めます。

03  1年生のみなさんへ

1年生でも研究できます。信号処理も機械学習もまだ習っていない、という状態で始めて構いません。

この授業は、先に知識を積んでから研究に入るのではなく、やりたいことのために必要なものを必要になった順に覚えていく形で進みます。早い学年で一度通しておくと、2年・3年の専門科目が「何のためにあるのか」分かった状態で受けられます。

2025年度に1年生が選んだテーマ

04  身につくスキル

テーマが何であっても、この3つは通らずに済みません。3年・4年でそのまま効いてきます。

データを取り扱う方法

何をどう測り、どう記録し、どう整理するか。収録と整理の作法は、あとから取り返しがつかない部分です。

収録/整理/前処理

データを分析する方法

取ったデータから何が言えるのかを、道具を使って確かめます。必要になった分だけ覚えれば足ります。

ディジタル信号処理/MATLAB・Python

データを活用する方法

分析した結果をもとに、予測したり、作ったり、判断したりします。授業で習う確率・統計がここで実物になります。

確率・統計/機械学習・AI

05  卒研までの流れ

卒業研究のことを考えはじめる前に、研究のやり方を一度通しで体験しておけます。

06  よくある質問

音や音楽に興味がないと、ついていけませんか?

そんなことはありません。テーマは自由で、音に関係している必要もありません。過去には、テーマパークの最適経路、ソフトウェアの構造解析、感染者数の予測、公開データを使った売上予測といったテーマもありました。

まだテーマが思いつきません。

それで構いません。最初から決まっている人のほうが少ないです。テーマは自分で決めますが、決めるところから相談にのります。ただし初回の9/25には発表してもらうので、9/18の説明会までに気になっていることをいくつか持ってきてもらえると、そこで一緒に絞り込めます。説明会のほか、GBC(火曜5限)でも相談できます。都合がつかない場合はメールでアポイントメントをとってください。

1年生ですが、研究できますか。

できます。実際に1年生が、上に挙げたようなテーマで研究しています。知りたいことを決めて、確かめる方法を考えて、やってみる。この順番自体は学年に関係ありません。専門科目をまだ受けていないことは、入口では不利になりません。

プログラミングや信号処理は、まだ習っていません。

それで構いません。必要な道具はテーマによって違うので、やりたいことのために覚える、という順番になります。MATLABやPythonの使い方も、その過程で身につきます。

一人でやるのですか、グループですか。

どちらでも進められます。グループで取り組んでも構いません。

忙しい学期でも大丈夫ですか。

授業時間は毎週の発表とコメントに使い、研究や作業は授業時間外に進めます。そのぶん自分でペースを作る必要があります。伊藤と大学院生が相談にのるので、詰まったら早めに持ってきてください。

前にプロジェクトを履修したことがあります。

一度履修した学生でも、あらためて履修できます。前回の続きを深めることもできます。

来年度に取ることはできますか。

できません。2027年度は担当教員が国内研究員のため、プロジェクトを開講しません。履修を考えているなら、この秋セメスタに決める必要があります。

References  参考資料